こんにちは。小倉実里です。
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暑い日が続く夏はみなさん、清涼飲料水(ジュース、炭酸飲料、スポーツ飲料など)を飲みたくなりますね。
冷たいジュースなどは美味しく、ついつい飲み過ぎてしまう事があります。それによって、むし歯リスクも上がります。
医院でもお子さんの飲料についてお聞きすると、「暑くなってジュースを飲む機会が増えた」「熱中症対策にスポーツ飲料をたくさん飲んでいる」とお答えする親御さんが多くいらっしゃいます。
今回はお伝えしたいのは、清涼飲料水の落とし穴が3つ!!
500㎖ペットポトルに20~60g入っています。むし歯のリスクが上がるだけではなく、血糖値も上昇しやすくなります。
大人の1日砂糖摂取量は25g(WHO)。子どもはもちろんそれ以下が望ましいですよね。ほとんどのジュース1本飲めば1日の摂取量は超えてしまいます。
砂糖だけではなく、お口のPH値(通常約pH7.0の中性)がジュースによって酸性に偏ることにより歯が弱くなります。
清涼飲料はpH値が3.0~4.0と酸性度が強いのが多いです。頻繁に飲むことにより、お口の中のpHが酸性に偏る時間が長くなります。
清涼飲料水は喉の渇きを感じ多飲してしまう事があります。また熱中症対策に頻繁飲みする事もあります。それにより食欲不振になり、栄養の偏りも出てきやすいです。
以上の3つのことから、飲み過ぎるとむし歯だけでなく、体の不調も起こる可能性が考えられます。
ジュースや炭酸飲料を飲んだらダメというわけではなく、『飲み過ぎ』が体や歯に負担をかけてしまわないように上手く付き合っていきたいですね。
また、飲んだ後のむし歯対策に歯ブラシがない時はぶくぶくうがいなどをしてみるのも良いですね。