治療が終了した後は、3~6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞(歯垢の蓄積)し、歯周病が再発します。
この細菌の停滞(歯垢の蓄積)を除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。
歯周病は再発の多い病気といわれています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。治ったとしても溶けてしまった骨が完全に元通りに戻るわけではなく、ほとんどが歯と歯肉がそっと寄り添うような形で治っているのにすぎません。油断は禁物なのです。ブラッシング不足や、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットが深くなります。そして容易に再発をおこします。
メインテナンスを継続することにより、歯周病の進行を食い止めることができます。
妊娠中はホルモンバランスの関係で、歯や歯ぐきの調子が悪くなる場合があります。専門用語では、これを妊娠性歯肉炎もしくは妊娠性歯周炎と言います。
妊娠性歯肉炎は、歯ぐきの腫れと歯ぐきからの出血が主な症状ですが、妊娠時(妊婦)の歯周病はただ歯ぐきが腫れて出血するだけではありません。妊娠時(妊婦)の歯周病は、早産や未熟児の原因になる可能性があります。
妊娠がわかり、つわりがおさまったら早めの受診をお勧めします。