聖火ランナーには「チャレンジングな人生は、命を輝かせる…!」という信念のもと、古希を迎えて、我が故郷明石から、「命を輝かせる」為の「生きる力」を強力に発信したいと考え、応募させて頂きました。
令和元年8月、ネパールの医療活動の写真に雪山登山の写真を合わせて、原稿を送付したところ、同年12月にオリンピック委員会より「あなたは地元をよりよくする兵庫チャレンジャーとして、東京2020オリンピック聖火ランナーに選ばれました」との通知を頂き、その時はまさに天にも昇る気持ちでした。
ところが、2020年に走る予定だったオリンピック聖火リレーは新型コロナウイルス感染症の蔓延により延期されました。一度は落胆したものの、時を重ねるにつれ、歯科医師の代表として全ての人の幸せを祈り、聖火ランナーの本懐を全うしたいという思いが沸々と湧きあがり、その思いはコロナ以前より、より一層強くなっていました。
聖火を繋いだトーチはその日、そのままに拝受したので、ケースに入れて大事に保管しようと考えていましたが、聖火ランナーの責務として、私のトーチで皆さんを元気に、笑顔にしていきたい。その強い思いで、聖火ランが終わったあと直ぐに「10万人トーチスマイル」と名を打って、患者さん、テレビ、新聞、保育園、小学校等にアプローチし、10万人が笑顔になるその目標達成に向けて現在も進めております。